磯子の丘陵の頂に現存する、気品溢れる建物。これが、いまから約70年前に建てられた「貴賓館」です。
1937年(昭和12年)、昭和天皇の義弟にあたる東伏見邦英伯爵が別邸として建築。磯子の丘を愛し、ここでの日々を謳歌されました。そんな歴史的価値を「貴賓館」として保存。いまも丘上のシンボルとなっています。
※東伏見邦英氏(1910年~):元伯爵。現在は京都仏教会会長で青蓮院門跡名誉門主である。
東伏見邦英伯爵の別邸を貴賓館として保存し、歴史に彩られたこの地を継承して1954年に開業したプリンスホテルは、社交界の舞台として華やかな歴史を飾ります。そして地元の人々にも愛され、磯子のシンボルになりました。
1990年には建築界の重鎮・村野藤吾氏の設計で客室441室、宴会場32室の大規模ホテルとして生まれ変わりましたが、2006年に50年余の歴史に幕を閉じます。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しており、実際とは異なる場合があります。
※一部写真は神奈川新聞社の提供によるものです。